金尾散財衛エ門のエンターティメントは素敵だ!

音楽大好き、芸術大好きの男がつらつら綴るエンターティメント感想記

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

清志郎は死んでいない

 42,000人のファンに見送られ、「キング・オブ・ロック」は旅立った。

 忌野清志郎さん、4万2000人「またね!」

 気持ちがいいほど澄み渡った青空の下、青山葬儀場には清志郎と最後のお別れをしようと、約42,000人のファンが集まった。
 竹中直人が「「僕たちは清志郎さんが大好きです。ずっと…ずっと!」と叫び
 大竹しのぶが、清志郎の決めぜりふ「愛し合ってるかい!」と言い放ち
 河元ヒロトが「これはタチの悪い冗談だ」と嘆いた。

 昨日、NHKで清志郎の追悼番組が放映された。
 「ようこそ」ではじまり
 「JANP」で終わる構成。
 TVの中の清志郎は、若く、エネルギーに満ちあふれ、そして輝いていた。
 ファンもまた、清志郎が放出するエネルギーを受け止め、会場は誰彼の区別なく一体感であふれていた。
 「雨上がりの夜空に」「トランスタ・ラジオ」で展開される、切ない青春の思い出。
 「僕の好きな先生」であふれ出る、恩師への尊敬の念。
 「い・け・な・いルージュマジック」でむき出しにされた、時代への抵抗の姿勢。

 世間を挑発すること。
 奇抜な格好。
 そのすべてが、世間に支持されたとは言い難い。
 過去には「コンサート中止」のアナウンスをしながら、その10数分後には当の本人が
 「冗談だったんだぜ-!!」
と絶叫しながら登場し、ファンから罵倒されたこともある。
 しかしその素顔は、とてもシャイだったそうだ。
 大物ぶったりせず、誰にでも謙虚な姿勢で応対する姿勢に、関係者やマスコミの評価も高かった。
 「ようこそ」での歌詞に、それは表れている。

 「反原発」をテーマにした曲では、当時所属していたレコード会社の親会社から圧力を受けた。
 「君が代」をパンクロックにアレンジしたときは、右翼からの反発を浴びた。
 それでも彼は、己の意志を貫き通した。
 ファンは、世間に、権力に媚びない彼の姿に共感した。

 「悲しいニュース」「悲しい嘘」を聞き
 「殺人者」の支持者がティンパニーを鳴らしてパレードし
 狂気の顔で歌って踊る姿を見るのを嫌がった彼が
 「反原発」「憲法9条擁護」を叫んだのは、至極当然のことかもしれない。

 天国に「JAMP」して旅立った清志郎。
 彼があの世でギターを鳴らしながら、決めぜりふである
 「愛し合ってるかい!」
と絶叫している姿が、今から目に浮かぶ。

 それにしても、NHK。
 「SONGS」
の清志郎特集を深夜に放映することないだろう。
 「ファンが見るから、いくら遅く流しても見てくれるさ」という心根が透けて見える。
 天国の清志郎も、悲しんでいるだろうに。

*Comment

*Comment_Post

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

*Trackback

Menu

カレンダー

プロフィール

金尾散財衛エ門

Author:金尾散財衛エ門
音楽・美術・映画など、この世のすべての「美しいもの」と、憲法第9条に代表される「平和」が大好きな、世間一般でいう「ワーキングプア」に所属するしがない中年フリーター。
このBLOGでは、管理人が見たり聞いたりした映画・展覧会・CDの感想をつらつらと綴っていく。
※展覧会の記事は、過去の展覧会についても言及することをあらかじめお断りします。

最近の記事

カテゴリーメニュー

最近のトラックバック

 

最近のコメント

 

FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

blogram投票ボタン FC2 Blog Ranking TREview あわせて読みたいブログパーツ

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。