金尾散財衛エ門のエンターティメントは素敵だ!

音楽大好き、芸術大好きの男がつらつら綴るエンターティメント感想記

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ノートに眠った願いごと

 ノートに眠った願いごと

 製作 2006年・韓国 115分
     アン・ドンギュ、キム・クァンソプ
 監督 キム・デスン
 脚本 チャン・ミンソク
 出演 ユ・ジテ キム・ジス オム・ジウォン

 1995年、韓国で起こったデパート崩落事故に取材した恋愛映画。

 結婚を1ヵ月後に控えていた、司法修習生のヒョヌとテレビ局員のミンジュ。
 ヒョヌの実習先に出向いたミンジュだが、彼は仕事のために、先にデパートに行ってくれと伝える。
 デパートで結婚生活に必要な品物を選んでいたミンジュは、デパート地下街にあるカフェでヒョヌを待っていたところ、デパートが崩壊して命を落としてしまう…。

 10年後。
 ミンジュの父と再会したヒョヌは、その席で一冊のノートを見つける。それはミンジュが、ヒョヌとの新婚旅行プランが書かれていた。
 ミンジュは仕事で訪れた観光地の記録をノートに書きとめ、愛するミンジュとの新婚旅行プランを練っていたのである。それを見たミンジュは何もいえなくなってしまう。
 検事として活躍していたが、ある事件の捜査方針をめぐって上司と対立し、休暇を与えられたヒョヌは、そのノートに書かれている計画書どおりに、国内を旅して回る。
 10年前、ミンジュと一緒に行くはずだった新婚旅行。
 一緒に見るはずだった、美しい風景や古刹。
 カメラのカット画面やフラッシュバックが、ミンジュの回想シーンをいっそう引き立たせる。
 だが、一緒にそばにいるはずの人は、もうこの世にはいない…

 だがヒョヌは、ミンジュとの「新婚旅行」先で、とある女性の姿を見る。
 それも複数回。
 ミンジュの友人という、セジンと名乗る女性。ヒョヌが行く目的地に、頻繁に彼女が姿を現すのを不審に思ったヒョヌは、そのことを詳しく問い詰めると、セジンは意外な真相を彼に打ち明ける…

 光も届かず、いつ救助がくるかわからない狭い空間で、あなたはどれだけ我慢できるだろうか?
 死期が近いと悟りつつ、ミンジュは近くにいた女性に、自らの新婚旅行について熱く語り、一冊のノートを託して旅立っていく。ミンジュの気持ちは、察して余りある。自分だったら、とても耐えられないだろう。

 ストーリー展開は、典型的「韓流映画」で、あまり深く突っ込んだところはないし、部分部分でご都合主義的なところも目に付く。
 だが、この映画で取り上げられている風景はとても美しく、実際に現地に行って、その景色の美しさを堪能してみたいと思った。「春のワルツ」や「プライベート・レッスン」が好きな人には、この美しい風景はすんなり溶け込めるだろう。
 3人の役者も役にはまり込んでいて、いい味を出していると思った。
 ラストシーンで、ミンジュの父がヒョヌに「君も楽になりなさい」と語りかけるのが印象に残る。

 この映画は日本公開時、試写会の会場で邦題を決めてもらったというエピソードを持つ。
 「ノートに眠った願いごと」、とても素敵な邦題だと思う。
 10年という時を越えて、愛する2人の思いは結ばれたのだから…


 

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金尾散財衛エ門

Author:金尾散財衛エ門
音楽・美術・映画など、この世のすべての「美しいもの」と、憲法第9条に代表される「平和」が大好きな、世間一般でいう「ワーキングプア」に所属するしがない中年フリーター。
このBLOGでは、管理人が見たり聞いたりした映画・展覧会・CDの感想をつらつらと綴っていく。
※展覧会の記事は、過去の展覧会についても言及することをあらかじめお断りします。

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